校長あいさつ

 

宮郷小学校は、4月7日に127名の新入生を迎え、全校児童809名で新年度がスタートしました。多くの児童が、一つ上の学年に進級したという自覚をもち、自分自身の成長に向けて良いスタートが切れたのではないかと学校全体の雰囲気から感じているところです。

さて、保護者・地域の皆様方には宮郷小学校の教育活動に対して、日頃より温かいご理解とご協力をいただいておりますことに感謝申し上げます。本校の教育目標である「よく学び 心豊かで たくましい児童の育成」を目指し、「一人一人の児童が活躍できる場と時間を確保した教育活動の実践」を心がけてまいりたいと考えております。

本年度も、スタートに当たり保護者の皆様にお願いを申し上げて、私のあいさつとさせていただきます。

まず、第一は、わが子を多面的に見ていただきたいということです。子どもはおおよそ三つの顔をもっています。一つは家庭での姿。親に見せる顔です。次は授業中の姿、教師に見せる顔です。そして、三つ目は、休み時間や放課後の姿、すなわち友だちに見せる顔です。実は、これらはそれぞれ異なる場合が多いのです。教師や保護者は、その一面だけ見て幻惑されたり対立したりせずに、見えない部分を補い合って、子どもの全体像をとらえていたたければと思います。

二点目は、教師と保護者は、お互いに尊敬し合おうと言うことです。教育は、教師と保護者が信頼し合ってこそ、最大の効果を発揮します。逆に反目し始めると、たちまち子どもの心は荒廃していきます。仮に、担任の指導に疑問が生じた場合も、子どもにこぼす前にまず、担任と相談してみてください。きっと、納得のいく回答や改善策が見いだせると思います。教師にも同様の対応を指導しているところです。

最後は、教育活動へのご支援・ご協力のお願いです。マスク着用の考え方など様々な規制が緩和されつつある中、予定されている5類への移行により、出席停止期間を含め各種の規制はさらに緩和されていくものと考えられます。しかしながら、様々な感染症が根絶されたわけではなく、今後も教育活動と感染症対策の両立を進めていかなければなりません。ご家庭のご理解・ご協力を得ながら教育活動を進めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。児童全員に貸与されている学習端末をさらに有効活用していくため新たな学習ドリルを導入します。また、保護者の皆様にご協力いただいている日々の欠席・遅刻連絡や、各種申込み・アンケート等への回答、学校からの連絡メールの配信などについては、保護者様と教師双方の利便性や負担軽減を考慮し、新たなアプリ(宮郷地区小中共通アプリ)への移行準備を進めております。準備が整い次第ご案内をさせていただきます。新たな登録設定などお手数をおかけすることになりますが、実効性のあるデジタルデバイス有効活用に今年度も引き続き取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

保護者の皆様、地域の皆様、令和5年度の一年間どうぞよろしくお願いいたします。

                           校 長  宮 﨑 孝 宏